一輪奏

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西部戦線異状なし  All Quiet On The Western Front

戦場で華々しく活躍することを夢見て入隊した、ドイツの少年兵たち。しかし、そんな幻想は入隊1日目で砕け散った。3日前まで郵便屋だったおじさんは、偉そうに威張り散らす軍曹。前線に出てみれば食糧不足のうえ、毎日誰かが死んでいく。死と隣り合わせの日々のなか、若い兵士たちは血眼になって生き延びようとする。

 原作はドイツの作家・レマルク Erich Maria Remarque の同名の小説。1929年に発表されベストセラーになりましたが、その反戦的な内容のためにヒトラー政権下では焚書という災難に遭っています。

 これを見たら誰だって厭戦気分になりますよ。人はバタバタ死ぬ、手はちぎれる、足は吹っ飛ぶ。いやはや。戦闘場面の悲惨さという点では「橋」に似ていると思います。本作のメッセージはバウマーの台詞「自分の命を犠牲にしてまで祖国のために戦う必要はない」に集約されていると思います。

 ちょっと文句をつけるなら、時間の経過が把握しにくかったです。まず、主人公の学生たちが入隊して前線に出たのがいつのことなのか分かりません。中盤になってようやく「1917年9月」という台詞が出てくるのでその頃のことだと分かるのですが、その後、兵士の1人が休暇で帰宅したときにはなんと3年が経っていたりします。しかも地理的な説明も全くされませんが、その辺は原作ではちゃんと書かれていたのかもしれません。あとは登場人物の顔と名前が最後まで一致しませんでした。

 冒頭の教室のシーンで少年たちが高揚して歌い始める歌が、映画「カサブランカ」のなかでシュトラッサー少佐たちが歌っていたものと同じでした。ドイツでは有名な歌なのでしょうか。ちょっと気になる。(2003年12月24日)

<1930年/アメリカ/監督 ルイス・マイルストン/主演 ルー・エアーズ>
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by stan-nak | 2013-09-22 22:50 | 映画 | Comments(0)

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