一輪奏

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第17回「平氏の棟梁」

第2部の始まりとなる17回。清盛が「平氏の棟梁」としてのスタートを切る…にしちゃホームドラマすぎる!という批判がTL上で目立った回でもありました。が、私は結構楽しく観ました。よくまとまっていたと思います。数週後には凄惨な保元の乱が待っているのですから、その前にこういう息抜き的な回があってもいいと思います。

まずは平氏一門が勢揃い。清四郎(のちの知盛)が何か言おうとして、清三郎(のちの宗盛)が「しーっ」てするのが微笑ましくていいな。清太、清次は元服して重盛、基盛に。頼朝助命で大きな役割を果たす平宗清さんも顔見せ。宗子さんは今回から尼姿になり、池禅尼(いけのぜんに)です。

弓の稽古シーンは、一門の若者たちの性格付け紹介。
重盛…うまいけど力入りすぎ(真面目)
基盛…力抜けすぎ(お気楽次男坊)
経盛…そもそも弓を引けない(完全に文化部)
教盛…剛勇キャラ(やっぱ能登殿の父だから)

時子は、清盛が棟梁になって初めての宴の支度をします。が、食材が足りなかったらしく、なんとも寂しいお膳になってしまい、キレる清盛。「ならば楽でも奏してほしい」と頼盛がリクエストし、「そういえば義姉上の和琴、久しぶりに聞きたいです」と忠正も乗っかる。忠正はどんだけ義姉上が好きなんだ。 池禅尼ファンクラブ会長でしょ、この人。そうでしょ。

ところが時子は、「琵琶はとうに辞めてしまった」と言い、「稽古しても上達しないから面白くない」と至って正直。

さて、清盛に会って「祝いを申す」などと似合わない発言をする義朝。上機嫌のわけは、美少女・常盤を妻にしたことでした。支える女の役割は大きいのだなあ、うんうん、と感心した清盛は寝床でその話を時子にするわけですが、
時子、寝とる。口あけて寝とる。

いや、この場面、「時子が寝てるオチ」だというのは一目見て分かるんですけど、でも私結構ここが好きなんですよ。時子の口が開いてるのを清盛が直す所なんか、温かさを感じました。

源氏サイドでは為義の次男、義賢(よしかた)が登場。義賢をドラマで見られるなんて…この時代を好きでよかった…!しかし為義も通清も、白髪が増えたなあ。

再び平氏サイドでは、書の稽古を嫌がる基盛。「稽古しても上達しない」とこぼしとります。継母の口癖うつってるよ、この子(笑)。それを諭す重盛があまりにも真面目で、一緒にいたらたぶん疲れる。「はいはい、分かりましたよ」という基盛の台詞が年相応で、笑ってしまいました。現代っ子ぽい(笑)。

で、時忠はなぜか清三郎に「清盛様は重盛と基盛が好きなんだぞ。お前いらない子だからそのうち寺にでも入れられるんじゃね?」と吹き込んでしまいます。何を言い出すのか、このチンピラは。

庭では清盛が歌を読もうと苦心していました。家成が主催する歌会で、「春」の題で歌を詠めと言われたからです。そこへ、清三郎が(時忠がいらんことを吹き込んだせいで)泣きわめいているというトラブル発生。書も弓も太刀もやりたくない!とむずかる清三郎に、腹を立てる清盛。「家のことはお前に任せておったのに!」と時子を責め、さらに「明子ならもっとしかとした、棟梁の妻になっておったわ!」となじってしまいます。

「言ってはいけないことを…」というツイートでTLが埋まりました。

(実はこのシーン、4月28日の磯CPトークショーでも流れたんですが、その時も私の隣に座っていた男性が「いちばん言ってはいけないことを…」とつぶやいておいででした。そうだよね…)

しかし清盛自身も棟梁としてはまだまだ至らないんですよね。だからこの台詞は、棟梁という役割にまだ自分が慣れておらず、うまく回っていないことへの苛立ちをぶつけただけとも考えられます。単なる八つ当たりというか。

そして、いよいよ歌会。清盛はあえて「春」のお題を無視し、子供たちの名を詠み込んだ歌(?)を披露します。ここで清盛が「わが子なり」ではなく「われらの子なり」としたのがすごくいいなと思いました。「われら」は「清盛・時子夫婦」とも取れるし、「平氏一門全体」とも取れる。母が誰とか、血のつながり云々じゃなく、一つのファミリーなんだよと。

【今週のあっきー】
今週は雅仁との碁のシーンと歌会のシーン。歌会での清盛の歌に対する「いや、それ以前に…もはや歌ではない」という呆れた一言がかなりツボでした。今まで憂いのある言動ばかりしていたので、この一言が妙にコミカルに思えて。清盛みたいな規格外の言動をする人間って、あっきーからするとどんなふうに映ったのでしょうね。

一方の左府は、清盛の歌が「春」のお題を無視していることになぜかキレる。キレるポイント、そこなの!?

 あれですね、「海側の禁煙ルーム」を予約して、ホテルに着いたらなぜか「山側の喫煙ルーム」に変更になりましたって言われて、「なんで喫煙ルームなんだよ!!」ってキレてるみたいな。そこじゃないだろうよ、っていう…。頼長面白い。

これはですね、左府はお題が春と聞いて、嫌々ながら頭をひねって、数日かけて一首用意してきたのです。そしたら清盛があっけらかんとお題ガン無視の歌(?)を披露したからキレた。自分の頑張りが無になるのが許せないんでしょうね。超・真面目人間です。

最後は清盛が戻ってきて時子が琵琶を弾き、丸く収まりました。

で、次から保元の乱へ一直線でございます。
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by stan-nak | 2013-03-13 11:27 | 大河ドラマ「平清盛」 | Comments(0)

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