一輪奏

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第12回「宿命の再会」

前回ラストで愛妻を亡くした傷心の清盛。そのせいか、この回は周囲の物事に対して関心を失ったかのような言動が目立ちます。

父・忠盛の現在の位階は正四位下(しょうしいのげ)。それがいよいよ三位、つまり公卿になれるかも!と昇進の発表をわくわくして待つ平家一門ですが、告げられた位階は「正四位上」。こんなに頑張って、横暴な悪僧を撃退しても、武士はいつまでも政界の中枢には入れてもらえない…と、がっくり肩を落とす平氏一門。自分が今後何を目指せばいいのかの方向性が見えない清盛。

家盛の同母弟・平五郎が元服して頼盛となりますが、ここでも清盛は空気を読まない発言をして場を白けさせてしまいます。後妻を迎えた方が良いのではと心配する家貞ですが、忠盛は口を出さない方針。

その清盛邸には、清太・清次の世話をしに時子が訪れていました。が、気持ちがささくれ立っているらしい清盛は時子の琵琶の音に機嫌を損ね、帰らせてしまいます。

下手くそって何よ!プンスカ!と帰宅した時子の目に入ったのは、うなだれている父・時信。大事な書物を、長男の時忠が博打でスッてしまったのです。1冊の書物なんて、読んじゃえば終わりでしょ?2冊にも4冊にも増やそうと思ったんですよう、と言い訳しているのが時子の弟・時忠。床にごろごろ寝そべって算木を並べています。この時忠を演じているのが森田剛さんなんですが、なかなかいいんです。パパや姉上に甘えて、心配をかけているような長男。今でもいそうですけどね。デイトレにはまって「俺はこれで儲ける」とか豪語して、「あーはいはい(棒)」と姉ちゃんに冷やかに言われているという。

時忠は、時子が清盛邸にしばしば出かけていると聞き、何を思ったか自分も訪問。出し抜けに、「姉を後添えにもらってほしい」と清盛に申し出るので時子驚愕。清盛の前でケンカになってしまいますが、相変わらず心ここにあらずの清盛に力なく断られてしまいました。

このあとの時忠の台詞がなんだか意味深。どんなに誠実に見える行動も、本人の利益になるかどうかを無意識に考えた結果なのではないか。うーん、確かに。

さて、出家した璋子は病にかかり、危篤状態に。それを知った鳥羽院は、突然「水仙はないのか」と言い出します。いや、この時期に水仙なんかないっすよ!とみんな思うのですが、お構いなし。病床の璋子のため、臣下に命じて水仙を探させることに。

依然として(長い)傷心の清盛は、とてもそんな気になれません。俺は愛する妻を失ったのに…この悲しみは誰にもわからないのに…と、俺はこんなにつらいアピールばっかりしてる清盛に、ついに家盛がキレます。

自分が世界一つらいみたいなことおっしゃいますけど、愛する人を失う悲しみなら私だって知ってるんです。一門のためにと思って私は本心を抑え込んだんです。そんなことも知らないで、自分だけがつらいみたいな言い方して!私は一門のことを考えてるのに、兄上はいつもご自分の思い最優先で!ちょっとは周りのこと考えられないんですか!

というようなことを、あくまで冷静に清盛に訴えます。それを聞いて自分の愚かさに気がつく清盛。がむしゃらに水仙を探しますが、やはり季節外れの花など咲いていません。そこへ偶然通りかかった義朝の手にあるのは、なんと水仙の花!東北の配下に、遅咲きの水仙を探させたのでした。なんて出来る子…!去っていくとき、正清が「どーだ平清盛、おれの殿はすげーだろ!へへん!」みたいな得意顔してるのも良かった。彼はほんとに義朝が大好きなんですよね。

その水仙を手に、璋子のもとに駆け付けた鳥羽院。この死別のシーンはよかったですね。鳥羽院は純粋に璋子を愛していた。それをもっと早く正面から伝えれば、あれやこれやのわだかまりは生まれなかったのに、鳥羽院は璋子との間にできた溝を正視できなくて、得子に逃げてしまったんです。やっと2人が素直になれたのが、この場面。遅いよ!って感じですけど…。

で、これだけは言いたい。堀河姉さん、お疲れさまでした。 敬礼!

璋子が他界し、義朝は水仙を調達したことで院から直接褒めてもらいます。面白くない清盛と院の御所でつかみ合い。かつて競べ馬で負け、今また水仙調達プロジェクトで義朝に負けた清盛は「やはり自分がウダウダしていてはいかん!」と決意したようです。

義朝が帰郷したと聞いて、駆け付けたのが一途な由良さん。超偉そうな求婚を義朝から受けて困惑しますが、やっぱり待っていた相手。めでたく夫婦となりました。

一方の清盛は、義朝とケンカしてイライラしたまま帰宅。すると、そこには例のピンクの着物のお嬢さんが。清太と清次が寂しがったので、盛国が時子を呼んだのでした。現状打破の必要性を感じていた清盛は、「もうそなたでよい!」と、無茶苦茶な言い方で時子に求婚します。清盛のことが好きだったからこそ度々訪問していた時子ですが、こんな言い方ではうれしいやらあきれるやら。知れば知るほど変な人だけど!でも!やっぱり好き!

時子、突進。

というわけで2組の夫婦が誕生し、それぞれ男子が生まれたのでした。源頼朝と、平宗盛です。
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by stan-nak | 2013-03-12 10:06 | 大河ドラマ「平清盛」 | Comments(0)

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