一輪奏

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第11回「もののけの涙」

今週は、劇中の空気を清めてくれていた明子さんが他界。息を引き取るシーンはやはり、泣けました。では今週の感想を。

【今週のあっきー】

前回はご登場あそばされなかった崇徳帝(22)、今回は冒頭からのお出ましです。保延6(1140)年、重仁が誕生。母は后の聖子(19)…ならよかったのですが、近侍の女官・兵衛佐(ひょうえのすけ)。この「摂関家に縁のない皇子誕生」が、各方面を揺るがすことになります。

案の定、体仁即位を進めようとしていた関白・藤原忠通(44)は動揺。娘の聖子が養子としていた体仁が天皇にならないと、忠通は外戚になれないのです。そこで体仁の生母・得子(24)のもとに駆け込むと、得子は余裕をぶちかましてその狼狽を鼻で笑い、

「帝が初めて牙をむかれたのじゃ…。お相手して差し上げねば無礼であろう」(ニヤリ)。

なにこの半端ない最強感。得子怖ぇええ。崇徳帝と2歳違いとか絶対嘘だよ。800年くらい生きてるよこの人。

崇徳帝のもとを訪ねた得子。「重仁を即位させたいのは分かるが、体仁が皇位につかないと忠通が文句を言うから、まずは体仁を皇位に。そして、その父として院政をすればよい」と勧めます。「そういうことなら」と、あっさり承諾する崇徳帝。

しかし、崇徳院政が仮に実現すると、その実子である重仁の即位は時間の問題となります。養子の体仁をいったんは後継にしても、実の子を日陰の身に留めておくことは考えられないからです。それこそが、忠通と得子が全力で阻止しなければならない事態。それを考えると、この2人が崇徳院政を許すはずはないのです。そこまで考えが行かなかったのは、崇徳帝の痛恨の失態でした。

そして翌年の譲位の日、宣命に書かれていた言葉は皇太弟。体仁は崇徳帝の子ではなく、弟である、ということになっていました。院政は今上帝の直系尊属(父・祖父・曾祖父)でなければできないこと。兄では、できないのです。

いやもう、得子の高笑いが聞こえるようでした。ここから崇徳帝は、暴発に向かって進んでいくわけです。あー、目が離せない。以上、今週のあっきーでした。(そういえば、井浦あっきーが劇中で黄櫨染を着たのはこれが最初で最後じゃないのか…)

朝廷パートが陰謀やら蹴落とし合いやらで暗黒すぎて、平家パートが作中の清涼剤。ふじもっさんがご飯をもりもり食べているところなんか、楽しくてしょうがないです。しかも、ひと口が大きい(笑)。こういう動作にも「その人らしさ」を出しているのがいいですね。役への愛を感じます。平家の仲むつまじさを見るとほっこり。

こちらは再登場の時子(16)。また源氏物語読んでます。初登場の10さ歳そこそこのときからあまり変わってないんですが、大丈夫かこの子。…と思ったら、異母妹の滋子が子役で登場。あれ、この子何歳?と思ったら、滋子は1142年生まれ…って、まだ生まれてな…い…。あれ?いま1141年だよね?わ、わからん。

さて、東国で勢力拡大中の義朝はますます野生化が進んでいます。行縢(むかばき)のまま、肉をがつがつ食べてます。「今宵だけか?」という台詞がワル全開でカッコいい。家来にした波多野義通から妹を差しだされ、寝所に通されるや服を脱ぐ。

やばいこいつアドレナリン出すぎ。

いやでも実際、義朝は冗談抜きで行く先々で子供をつくっているという「エネルギーありあまり男」なので、これくらいの描写はやっておかないと、あちこちに子供がいるという事実が説明できません。今回登場した娘さんとの間にできたのが次男・朝長。長男の義平も、すでに産まれています。

一方の京では、義朝に会いたいのに会えない由良が為義に八つ当たり。限界に達した為義に逆に怒鳴られてしまいますが、それもこれも義朝恋しさなのでした。
このお嬢さんが恋しがってる男、出会った時よりも獰猛化が数段進んでるんだけど、ええの?

まあ、もともと義朝の荒っぽいところにグッときたんだから、いいんでしょう。泣くときに袖で顔を隠すしぐさがいいですね。

で、また平家パート。清盛と一緒に神社に参詣する明子さんですが、帰りに病人に手を貸したばっかりに、疫病に掛かってしまいます。命を奪う病だから治らない、隔離しておくしかないという薬師。

清盛の大きな夢を一緒に見られて幸せだった、清盛の目に映っていた大きな海、広い世界を見られたから、十分ですという最後の言葉を夫に贈り、明子さん他界。さみしい…。

清盛はあまりのショックに泣きわめき、祈祷の僧侶に効かねえ祈祷いつまでもやってんじゃねえよキック!

僧侶に当たってもどうにもならないのですが、とにかく今はわんわん泣きたい清盛でした。

来週はいよいよ、あの男が帰ってくる…!
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by stan-nak | 2013-03-12 10:03 | 大河ドラマ「平清盛」 | Comments(0)

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